2021年

9月

08日

くじけないで

柴田トヨ 著 くじけないで 飛鳥新社 2010年

 

九十歳を過ぎて出会った詩作で、気づいたことがあります。どんな辛いこと、悲しいことがあっても、私は……多くの縁ある方々の愛情に支えられて、今の自分があるんだということです。

 

 

感想:2019年に観た くじけないでを思い出して、本を読んだ。やさしいことばで日常を綴りたいと思った。観た時も同じ思いながら、ことばは出ていない。再挑戦❕ やさしいことばが読み手に元気を連れてくる。

いいなぁ~。

2021年

8月

14日

ウィーンの冬


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2021年

8月

05日

プラハの春

春江一也 著 プラハの春 集英社文庫 2018年3月

上 1667年3月 プラハ。チェコスロバキアは共産主義の抑圧から脱し、経済改革と自由化への気運を高めつつあった。日本大使館員の主人公は美しい女性と出会ったが、東ドイツの反体制活動家だった。外交官として当時勤務中だった著者が、自らの体験をもとに描いたラブロマン。

 

下 1968年4月 プラハ。時代の奔流に呑み込まれ、歴史の闇に葬られる哀しい愛を描く。

 

感想:ミステリーな事柄が次第に解き明かされる、物語の進展が面白い。主義主張のない自分のふがいなさと 安楽に過ごす日々のありがたさを感じた。共産主義社会のありようを、物語で知った。

 

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2021年

7月

26日

老父よ、帰れ

久坂部 羊 著 老父よ、帰れ 朝日新聞出版 2019年

 

 45歳の主人公は老人ホームから認知症の父を自宅に引き取ることにした。認知症の介護は「修羅場」なのか、「恩返し」なのか。なぜか空回りをしてしまう。排泄、隣人との付き合いなどの暮らしを描く。

 

感想:自宅で介護されれることは本人にとって望むことか。家族に介護されることは、他人にされるより「申し訳ない」気持ちの負担が強いのではないだろうか。介護する方は恩返しの気持ちを継続できるか。いつしかストレスで気持ちがふさぐのではないだろうか。プロに任せて、家族はストレスの少ない環境にいて、機嫌よく本人に対応するのがいいのではないだろうか。そうするためにはお金の有無が大切になる。かつて100歳の金さん銀さんが、テレビの出演料に使い道を聞かれて「老後のため」と答えたのは、ウケを考えたと笑った。今なら、その通り!と頷く。

 

2021年

7月

11日

非正規介護職員ヨボヨボ日記

真山 剛 著 非正規介護社員ヨボヨボ日記 

        フォトレスト出版 2021年5月

 

当年60歳、排泄も入浴もお世話させていただきます。

なぜこの仕事を続けているのか。私は会話がしたいのだ。その中で彼らの人生に触れることが喜びなのだ。

あと数年で私も高齢者といわれるようになる。介護職はどうしても仕事が見つからない場合、仕方なく就く職業という人がいる。私はこれからもまだこの仕事にしがみつく。介護職が立ち尽くす老いと死の現場。これからの己の行く末を彼らが良きにつけ悪しきにつけ学ばされている気がする。

 

 

感想:タイトルはまさに私❕ 表紙のイラストは❓…でも私なんだろう…と 読み始めた。

利用者さんのアルアル話。私が仕事を続けるのは、私の未来が見えるから、そして考えるから。利用者さんやご家族の言葉と表情から感じる現状で、未來を見据える。

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