老人ホームリアルな暮らし

老人ホームリアルな暮らし、小嶋勝利、祥伝社新書、2019年

有料老人ホームは人生の一部を過ごす効果的なツールになると考える。家族では解決することができない事象に対し第三者の立場で冷静に関わり適切な支援をすることが老人ホームにはできる。子供は子供の人生があり自分には自分の人生がるといった自立した高齢者がほとんど。持ち家に住み続けることでいい結果がでないケースもある。老人ホームは入居者、家族に対するサポート業務をサービスの一つとしている。サポートとは当事者にあることはなく当事者の立場に理解を示してくれる人ということ。老人ホームには限界があり、その限界は家族にしか埋めることはできない。ホームは全体最適を最優先して行われるため、自分の都合は無視され我慢することも多い。自分の考え方や価値観を確立できていて、多様性を受け入れる懐の深さがある人があっている。介護とは仕事ではなく家庭の主婦が家庭にいる年寄りに対ししてきたことをルーツにし、医療と比較すると介護が難しいのは結論がはっきりしないこと。認知症の高齢者を日常的に見て触れあうことで意識は変わり、日常の風景として溶け込んでいく。

 

 自分が高齢になっても最後まで自宅で過ごしたいと思ってきたが、最近は安全安心を思うと老人ホームも選択の一つになってきた。いまは集団生活を我慢できる懐の深さに自信がないため、懐の深さを身に着けたいと思っている。孤独はいいという本はあるが、集団がいいという本がないのは、我慢しかないからに違いない。