一日一日心を込めて
玲子さんののんびり老い支度
西村玲子 著 主婦の友社 2018年
あっと言う間の人生だけど、新鮮なことを見つけたら、少女のように喜びたい。いくつになっても内には少女がいて、きっといつでも取り出せるのよ。今のところはシンプルでいたいだけ。シンプルで無駄を省いて暮らしたいだけ。
著者は他の本でもシンプルを基本に書いている。はじめて「老い」というタイトルが出た。肺がんで1か月入院してから老いを意識したと書く。それでも洋服も暮らしもシンプルで明るい色使いは変わらない。
でも…私は花柄が好き。シンプルとはいかない。買い物に出かけた時、好きな花柄のブラウスを手にして迷いに迷って、「似合わない」と諦めた。似合わなくても、着ると気持ちは晴れ晴れするハズの服は 自宅用なら好きを大切にしてもいいかもしれない。買わなかった事を、帰ってからちょっと残念に思っている。