避難所

垣谷美雨 著 避難所 新潮社 2014年12月

 

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害のあと、妻たちに突き付けられた物語。乳飲み子を抱える女性、夫と離婚できずにいた女性、息子と母と三人暮らしだった出戻りの女性。段ボールの仕切りすらない体育館で絆を強要される三人の妻たちの再生を描く。

 

 

感想:震災で何もかも変わってしまったということばに、震災や津波に関係なく今まであった問題が明るみに出ただけなのかもしれないと再生に向かう時に言う場面。当たり前だと考えていることを再考して視点を変えると、塞がったと思える道は開けるのかもしれないと思った。シンドイなぁと思う日常生活のささやかな当たり前を再考して、道を開こうと勇気が湧いた。