うちの子が結婚しないので

垣谷美雨 著  うちの子が結婚しないので 新潮文庫                                                         2019年4月

 

老後の準備を始めた主人公は一人娘の将来が心配になる。28歳独身、彼氏の気配なし。自分たち親の死後、娘こそ孤独な老後を送るんじゃ……親同士が子供の代わりに見合いする親婚活に参加する。

 

 

感想:結婚について考えた。好きになった人…だから結婚するばかりではない、潜在意識があぶりだされた。家事…料理…子育ては女性がする…古い世代の意識がぬぐいきれないで親婚活に参加しても子の縁はない。夫は外で働き、妻は家庭を守るという性別役割の考え方は強い。現在は男性だけが経済を担うのも、女性だけが家事・育児を担うのも、それぞれ負担は大きい。夫婦で家事・育児・経済を担える好きな人とめぐりあう結婚なら素晴らしいが、さしずめ男女それぞれ経済的自立と家事的自立が大切。自立できた同士が結婚するのは、子供?

経済的に自立していれば、子供は老後の頼りになりにくい現状なら、結婚に縛られる必要はないかもしれない。子の結婚に気持ちを揺らせるより、自分の老後プランを練ることに気持ちを揺らせよう。