ウィーンの冬


 春江一也 著 ウィーンの冬 上・下 集英社文庫 2008年

 

 主人公は外交官として年を経て在外勤務から帰国。待っていたのは社団法人への出向辞令。外務省からリストラされ屈託した日々を過ごす中で、突如ウィーンへの出張が舞い込む。東西冷戦が終焉したばかりの魔都ウィーンに、国際的な陰謀が渦巻いていた。

 東西文化の交差点ウィーンでは、北朝鮮やCIA工作員をはじめとして、核兵器を入手する武器商人やテロリスト、日本のカルト教団も進出して複雑にネットワークを張り巡らせていた。世界崩壊のハルマゲドンの計画に巻き込まれる。

 

感想:話の進展が面白い。なぜ?を提起、そして解明され、さらになぜ?が重なり、登場人物が重なり、ついつい読みすすめてしまう面白さがある。