子どもの世話にならずに

俵 萌子 著 

子ども世話にならずに死ぬ方法

中央公論新社 2021年10月

 

著者は2008年11月に肺炎のため77歳で亡くなった。

2005年6月に出版された本の新装版。

 

本に書かれている。

…ひとり暮らしであろうと大家族であろうと二世帯家族であろうと 老人ホームにいようと施設にいようと病院にいようと 結局死は ひとり…その覚悟の持てない人間に老後の生き方を考える資格はない…

…親は子を守るのは本能だが 子が親を守るのは本能ではない…

母親の闘病から、全国百か所に及ぶ老後の終の棲家を求めて 各地の老人施設やホーム(特養・ケアハウス・グループホーム等)で居住者に話を聞いたり、体験宿泊してみたりの記載もあります。

 

感想:2004年頃までに取材して書かれた本で、その頃の課題が現在の老人施設等では 改善されている。女性に関わる課題、高齢化に関わる課題が 18年後に読んでも解決できないところがある。とりわけ 変わらないのが 人の本音とお金かもしれない。お金があれば老後に衣食住、そして趣味、人間関係で理想の暮らしは近くなるが、お金は使うと際限がない。自分に見合うお金で老後に理想の暮らしをするのは、自宅がいいかなぁと思う、できるだけ社会資源を使って。今欲しいのは、ふらっと立ち寄れる 落ち着ける居場所。ご近所付き合いの煩わしさは減ってきているが、同時にお節介さんもいなくなり、気持ちがなんとなく 落ち着かない。自宅もいいがほかにも落ち着ける居場所が欲しい❕