白山市にある 中川一政記念美術館 久しぶりに行く。
書と陶芸の世界ー自在の境地にあそぶ
安倍女郎(あべのいらつめ)の歌
いまさらに 何をか思はむ うちなびきこころは君によりしものを
(いまさらになにを物思いなどしよう。
すっかりとうちなびいて心は君に寄り添っているというのに)
中川氏の書の文字と空間が その気持ちを伝えているような気がした。
きのう、つくづくと いまさら…と繰り返していたことばに出会い 気持ちが惹かれました。
そして 画も書も陶芸も 自分の手答えによっている。他者の批評はあてにしない……と。
写生とは ものごとを写すことによって内面を写そうとする……と。
気持ちが ふぅっ~と 今を超えて 空に舞い上がるような 空間です。