雨降り。
家事を済ませて お家ステンドグラス作業。
いいのかな。こんなに静かで 穏やかで 趣味三昧。
いいのよ。好きなことだけしていても年寄りだから…なんて。
お茶時間は 森八の菖蒲 お菓子でお抹茶。
季節を感じて 思いをはせて 穏やかな時間に ほぉ~!(^^)!
菖蒲色に背景は白色…清楚さが いいですねぇ。
勢古浩爾 著 自分がおじいさんになるということ
草思社 2021年12月
「生きているだけで楽しいんだよ」という感覚を手に入れたのではないかと思った。これは老人にとって、無敵の感覚ではないか。いや、無敵ではないが、なによりいいことではないか。……たとえば、心地いい風や木漏れ日、真っ赤な夕日や虫の音に「生きていることの楽しさ」を感じるという感覚になる。流れる小川、咲き乱れる花、ひっそりと咲く花や、しとしと降る小雨などに感覚が活き活きと対応することができれば、ごく自然に「生きていることはいいことだ」と実感することができる。……年寄りにとっては、何か楽しいことはないか、やりがいのあることはないか、どうやって生きたらいいか、などと考えたり焦ったりすることは必要なくなる。
……手を動かすことができ、歩くことができ、食べることができることが「こんなにも嬉しい」つまり「生きているだけで充分」ということはありうる。
感想:花が咲いて喜び、美味しいお菓子にワクワクし、趣味に熱中し、このままでは脳がふやける前兆ではないかと密かに考えていました。そうなんです。私は年寄りだから 大きなイベントでなくても ささやかなことで 生きている楽しさの感覚を知るようになったのです。そうか、そうか、いよいよ年寄りの境地にはいったのです。自分がおばあさんになるということ です。