中川一政記念美術館 夏季テーマ展 中川一政 薔薇、向日葵、そしてムーヴマンを描く
春季テーマ展 から夏季テーマ展の展示入れ替えがあったので観に出かけた。
ムーヴマンとは絵画から感じられる動きをいうとのこと。中川一政氏の説明では、薔薇、向日葵を通して、自分の感動を描いているとのこと。ムーヴマンを作品の動きと自分の感動表現だとしている。
絵の前に立つと、不思議に気持ちが広がる気がする。
細部にこだわっていると全体が見えなくなるという中川氏のことばに通じるのかもしれない。額縁を含めた絵全体が 広々しく 雄々しく 迫力がある。
上手下手 正確不正確 を超えて 感動を描くのは 年齢も越えられると絵を観て感じた。
97歳11か月で亡くなるまで絵を描き続け 感動し続けたことが素晴らしい。
久しぶりに雨が降り 曇り空の うつうつした天気のきょうは 絵におもしろさと活力をもらえた。
お抹茶時間。
お菓子は金沢市にある 板屋 こもかぶり。
蜜漬けにした栗が丸ごと小豆餡につつまれ香ばしい外皮がかぶる。
海苔が味のアクセントになる。
素朴な外観ながら食べると小豆餡につつまれた大きな栗が顔を出す贅沢さがおもしろく 美味しい。
屋敷の土壁を雪害から守る伝統的な風物詩「こも掛け」を表現。
見た目は興味を引きかねるが 味わいの贅沢さの以外性がいいわぁ~